2016年08月29日(月)

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アマゾンプライムビデオで映画「ゴッドファーザー」を観た。初見である。

なるほど確かに名作だと思った。何がなぜ名作なのかよくわからないのだけれど、とにかく魅力を感じた。美しさを感じたり、悲しさを感じたり。切なさを感じたり。いろんな表現ができるけれど、「魅力」という言葉がいちばんしっくりくる。

マフィアの血で血を洗う抗争がどうかというより、最初から死ぬまでのドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の演技に重みがあるのだ。

小学生並みの感想文だな。

その一方で「ゴッドファーザー」が名作であるという前知識がなかったなら絶対観なかっただろうなとも思った。そういうことを考えると、名作という評判があるものはある程度チェックしておくほうがいいなとも。程度問題ですけれど。

全体として、型にはまっていない、演技くさくないというのを感じた。リアルにその場面にいるような気持ちになる。映画を観ているのを忘れてその世界に入り込む感覚がする。整っていないけれど美しい。コッポラ監督の別の作品も観てみたい。

※画像は映画と関係ありません。


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結城浩(ゆうき・ひろし) @hyuki

『数学ガール』作者。 結城メルマガWeb連載を毎週書いてます。 文章書きとプログラミングが好きなクリスチャン。2014年日本数学会出版賞受賞。

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