2017年12月07日(木)

「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」。するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。(マタイによる福音書 4:9-10 より)

これはイエスがサタンと対決する場面です。

この聖書箇所を読むとき、私は「自分がサタンの誘惑にあう危険性」を想像します。この世の栄誉をあげるから、神さまではなくサタンを拝めというのは確かに誘惑でしょう。

でもふと思ったのですが「自分がサタンの側に立つ危険性」もありうるのではないでしょうか。誰かに対して「ほらほら、あなたにはこれをあげよう。その代わりにわたしを拝め」といってしまうことはないでしょうか。誰かを支配したいという誘惑。それはサタンの誘惑に引っ掛かるという以上に恐ろしいかもしれません。サタンそのものに近づく誘惑といえるからです。


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結城浩(ゆうき・ひろし) @hyuki

『数学ガール』作者。 結城メルマガWeb連載を毎週書いてます。 文章書きとプログラミングが好きなクリスチャン。2014年日本数学会出版賞受賞。

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