2020年02月23日(日)


ロトがアブラムに別れた後に、主はアブラムに言われた、「目をあげてあなたのいる所から北、南、東、西を見わたしなさい。 すべてあなたが見わたす地は、永久にあなたとあなたの子孫に与えます。 わたしはあなたの子孫を地のちりのように多くします。もし人が地のちりを数えることができるなら、あなたの子孫も数えられることができましょう。 あなたは立って、その地をたてよこに行き巡りなさい。わたしはそれをあなたに与えます」。(創世記 13:14-17)

私は今回の聖書箇所を「制約は受け取る人間側にある」というテーマとして読むことが多いですね。でも今朝は「神様にはこのようなことを宣言できる権威がある」というテーマとして読みました。全地を所有し治めているのは神であり、だからこそアブラムに与えることができるからです。

「その聖書箇所には、神さまはどのような方だと書かれていますか」というのは聖書を読むときに大事な問いかけだといつも思います。それは、聖書の言葉を通して神さまをより深く知ろうとする態度です。ちょうど、ラブレターを通して「大切なあの人」について深く知ろうとするように。

「その聖書箇所は、今日のあなたに何を語っていますか」というのも大事な問いかけですが、そのときには自分に注目するよりも前に聖書の言葉に注目するのがよさそうです。神さまの言葉に耳を傾けるのです。

全地を治めておられる神さまが「目をあげよ」と言う。「見わたしなさい」と言う。「立って」「行き巡りなさい」と言う。

さあ、私は今日、どこを見わたすか。どこを行き巡るか。私はそこで何を見つけることになるか。権威を持つ神さまが与えてくださる今日という一日に大いに期待しましょう!

あなたは立って、その地をたてよこに行き巡りなさい。わたしはそれをあなたに与えます(創世記 13:17 より)

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結城浩(ゆうき・ひろし) @hyuki

『数学ガール』作者。 結城メルマガWeb連載を毎週書いてます。 文章書きとプログラミングが好きなクリスチャン。2014年日本数学会出版賞受賞。

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