従順を選択する

2017年02月06日(月)  List  Edit  New

「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。 ルカによる福音書 1:38

今朝の聖句はマリアさんの言葉。自分には理解できないことが起きたとき、自分の身に驚くことが起きたときの態度のひとつ。「従順」である。従順であることと、それを口で告白しているところがとても大事。「私はあなたを信頼いたします」という宣言をすることの意味。

ガブリエルによって提示された言葉への信頼である。マリアさんは従順を選ぶこともできたし、不従順を選ぶこともできた。自分の身に何かが起きることと、そのときの自分の態度は別物である。自分の状況と自分の態度は独立である。

「従順を選択」したという意味では、従順も自分の意志の表れといえる。「私は嘆きや呪詛や不満を表明するのではなく、従順を選択し、それを告白する」という意志である。

実は多くの行動は、自分の意志の表れといえるのではないか。すべてとは言えないし、十分な選択肢がいつもあるわけではないとしても。

…という考え方は、自分自身にはよく当てはまるけれど、他者に当てはめようとは思わない。特に、いままさに困難にあっている人に向かって軽々しくは言えない。つまるところ、選択というのは(意志・意思というのは)とても個人的な営みであるものだし。


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結城浩(ゆうき・ひろし) @hyuki

『数学ガール』作者。 結城メルマガWeb連載を毎週書いてます。 文章書きとプログラミングが好きなクリスチャン。2014年日本数学会出版賞受賞。

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