タラントのたとえ

2017年12月27日(水)  List  Edit  New

主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。(マタイによる福音書 25:21)

今日の聖書箇所はタラントのたとえ。

このたとえはこの世と天国の関係のたとえだろうか。二つのフェーズがある。旅に出る主人がしもべに財産を預けるフェーズ1と、帰ってきてからしもべを評価して管理させる量を決めるフェーズ2と。フェーズ1がこの世に、そしてフェーズ2は天国にそれぞれ対応するのだろうか。

主人はしもべに財産を預ける。その量はしもべの能力に応じて預けられる。それは平等ではない。5タラント、2タラント、1タラントのように最初から金額が違う。ちょうど、この世に生きる人間の能力に最初から違いがあることを表しているかのように。

5タラントのしもべが稼いだ額と、2タラントのしもべが稼いだ額は違っていた。でも、主人の評価は、まったく同じだった。これは、とても励まされる。最初に与えられた能力の違いや、稼いだ額の違いで評価が決まるのではないから。

主人が怒ったのは、1タラントのしもべが、与えられたものを隠し、増やそうとしなかったときだ。1タラントのしもべは与えられたものを減らさなかった。しかし、与えられた能力の多寡ではなく、稼いだものの多寡ではなく、与えられたものを用いようとしないときに怒られる。そして、与えられたものまでも取り上げられてしまう。それが主人の評価方法である。

自分の今日について思う。与えられた能力をその量にかかわらず生かそう。隠すのではなく、大胆に用いよう。

主人は彼に言った、『良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ』。(マタイによる福音書 25:21)


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結城浩(ゆうき・ひろし) @hyuki

『数学ガール』作者。 結城メルマガWeb連載を毎週書いてます。 文章書きとプログラミングが好きなクリスチャン。2014年日本数学会出版賞受賞。

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